尼崎脱線事故と報道について。

尼崎脱線事故から1ヶ月が経過しました。


亡くなったたくさんの犠牲者に
ご冥福をお祈り申し上げます。

僕が今回の件で強く思った事は
報道のあり方。

この情報化社会の時代
事故の数分後にはテレビ報道や
インターネットで今回の事故を知る事ができた。

これが例えば戦国時代なら
どこかの戦でたくさんの人が亡くなっても
僕の耳に入っているのか?多分届いてこない。


こんな便利な情報化社会がとても怖く感じた。


テレビで偉い人が主張した事は
聞き手にとって客観から主観に洗脳される
パターンが多いと思う。

『偉い人が言っているんだから、その意見は正義であり
正しい意見である』と。

マスコミ報道の影響力は強すぎて
恐ろしさを感じた。


今回の件で偉い人が『JR西日本が悪い』と言えば
それを見ている多くの人も西日本が悪に感じる訳で
国民は怒る。
影響されやすい単純な人が多いのだ。

でも問題はそんな単純な人間ではなく報道のあり方。

なぜそこまであおる!!

ここまで悲惨な事故でも
放送局にとっては旬なネタ??

視聴率がが欲しいからか??


この事によりJR西日本には嫌がらせが220件j以上
暴言を吐かれたり、状況に蹴られたり、ペットボトルを投げられたり。


更にボウリング問題の記者会見では

相次ぐ不祥事発覚で、JR西日本は5日も記者会見を行ったが、前日夕からこの日未明にかけて行われた会見と同様に大荒れとなった。「とんでもない会社や」「申し訳ございません」。記者から飛ぶ罵声(ばせい)交じりの質問に、JR側は平謝りを続けるだけだった。

厳しい質問攻めには「記憶にございません」。不誠実極まりない答弁を徳岡研三・鉄道本部長が繰り返すたび、取材陣はいら立った。事故直後のJRの調査の際に「垣内剛社長は一緒にいたのか」などの質問が出ると、再び「記憶にございません」とし、型をはめたような答えに終始した。

 この繰り返しに、記者の1人はついに机をバンバン叩いて声を荒らげた。「覚えてないことはないだろう!」


この記者会見テレビで見たんだけど
明らかにやりすぎ。

記者が何で罵声を浴びせられるの?
それが記者の仕事なの?
それは違う人のやる仕事だと思うけど。

「記憶にございません」って言う内容を記事にすれば良いだけでしょ!!

言葉の暴力で西日本の社長さんを自殺に追い込むまで
たたき上げるつもりなのか??

不謹慎ですが運転手さんが仮に生き残ったとしても
今の日本の報道体制からして
生きながら地獄を味わったと思う。


遺族の関係者達が声を荒げて怒るのは解る。
西日本に対して許せない気持ちって事も解る。

でも今回の報道によって視聴者にJR西日本に対する不信感をつのらせる為に、
後から細かいアラを表ざたにし、バッシングの標的に仕立て上げているようにしか思えない。


もちろん今回のあってはならない事故を起こしてしまった
JR西日本には償いきれないほどの大きな責任がある。

2度とこんな悲惨な事故を防ぐために
基本的な会社の体質を徹底的に変える必要もある。

でもそれは会社が一番良く解っているはず。

遺族の怒りや悲鳴だけでも・・・・・。
by akkikkikki | 2005-05-25 15:42 | ニュース | Comments(0)

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