青木 VS メレンデス

せっかくの青木VSメレンデスが
日本では放送されないのなんて
いやだー。

と、思ったら
急遽前日にニコ生で
生中継される事が発表になって
見ることができました。



ダレにお礼を言えばいいのかな。

ストライクフォースさん?
ニワンゴさん?
すっごいありがとうございます。

プレミアム会員じゃなかったけど
なんとか最後まで見ることができました。



で、
日本のMMAの今後がかかった
大きな意味のある試合
青木VSメレンデス。

なんだけど、
結果は知ってのとおり完敗。


KO負けよりもある意味イメージが悪い
オール 45:50の全てのRをメレンデスに取られたし
お客さんのウップンも溜まってままの
不完全試合。

お客さんや視聴者からしてみたら
五味戦以下の試合内容だったんじゃないかな・・・。

ということで、
僕なりになんでメレンデスが圧勝してしまったのか
分析してみました。






●アオキのタックルに対するメレンデスの反応の良さ

アオキは結局18回のテイクダウンを試みるが1回も成功する事はなかった。
青木の低空タックルに対しての、尋常じゃないメレンデスの反応で、
タックルを全て完璧に切っていた。

本来青木は、低空のタックルよりも、
脇をさして、さば折り気味の胴タックルでテイクダウンの方が得意なんだけど、
密着させてもらえず、不発。

3Rの最初に切られても連続した、タックルをしかけて
得意なさば折りの形に持っていったが、顔を押され、
更に足を刈りにいったアオキに肘打ちを入れ逃げられる。




●アオキにタックルを出させていた。

メレンデスは打撃の間合いを詰めて、プレッシャーをかけ
アオキがたまらずタックルを仕掛けるが、キレイに切られる。

アオキが何度もタックルをしていたのは、
メレンデスのプレッシャーによって、タックルをしないといけない
状況に追い込まれてるという事。
その結果18回のタックルを出すが1度も成功する事はなかった。

最初から来るのが解っているタックル程
切りやすいタックルはない。




●アオキにガードポジションを取られてからのメレンデスの対応

アオキはテイクダウンをして上になるのが
最適なポジションだけど、下のガードからも今までなんども決めてきた。

その代表的な技としては
伝家の?ラバーガード。

カルバン戦でもハンセン戦でも、
ラバーガードが効果的だった。

でも、
今回のメレンデスは、ラバーガードが出来ないように
ガード取られた状態から
徹底して体を密着させないで、距離を空けて対応していた。

蹴り上げも出来ないように、
マットに膝をついて。
そして隙を見て遠い距離からパウンドを見舞う作戦。

あと、ラバーガード取られそうになると、
青木を金網に押し詰け、ディフェンスしていた。



●メレンデスがリスクを犯さないクレバーな試合展開

ハンセンもアルバレスもカルバンも
アオキ戦では、攻めた故に負けてしまったところもあったのかもしれない。

打撃が出来ない選手に打撃選手が
スカッと一本KOを狙いたいという気持ちもあるだろうし、
頭に血が上って一気にラッシュしてしまう場合も多い。

でも、今回のメレンデスは
不用意なラッシュや腰を入れる打撃は打たずに、
ジワジワなぶり殺しするような打撃の種類だった。

アオキ的にはガンガン来てくれた方が、
テイクダウンも奪いやすいし
勝てる確率も高かっただろうけど、
メレンデスの作戦でそれを潰した。





この敗戦で
ついに日本のMMAも終わりだ。とか最初思った。

それと同時に、
もう日本のMMAって言葉や概念なんて無い時代なんじゃないかな。とも。


今回の勝敗の分かれは
相手選手の分析と、作戦によるものが多かったと思う。

メレンデスはニックディアスと、
青木対策も万全だったようだし、
試合内容を見ても、それが見事にハマった結果になった。



ハングリーな選手は、
海を渡ってでも最高峰のジムで、
最高峰のメンバーと練習を行う必要があるのでは。

そこには、国籍も出身も
今まで築き上げたプライドなんかも関係なく
のし上がるためのハングリーな生活を過ごして
血や骨を作る時代なんじゃないのかな。と。

五味や青木の敗戦を見て
信頼できる日本のチームだけで切磋琢磨してる場合じゃない。
今やアメリカと日本のそれは、違うスポーツといってもいいほどの違うがある事を
しっかり受け止めて、世界に通用する選手になるにはどうしたら良いのか。を
考えて欲しい。
Commented by 美★屋 at 2010-04-19 11:43 x
絶望から始めよう!
Commented by ケン at 2010-04-20 00:02 x
ワセリン一つであんなに打撃有利になるとは・・・
UFCも見る気なくなりました。
Commented by 妥当な結果 at 2010-04-20 00:10 x
青木は今回の試合に備えてどのくらい金網対策を行っていたのだろう?コーナーポストとロープで構成され、落ちそうになると中央から再開されるリングと違い、金網は攻撃でも防御でも使い方は様々。今回のメレンデスのようにグラップラー対策として相手がガードを取った際に押しつける方法もそのひとつだろう。また、リングと違いスタンディングの差し合いの時間が長いのもオクタゴンの特徴の一つではないかと思う。青木にはもっとレスリング力を身につけてからオクタゴンに再挑戦してもらいたい。リングにはリング、金網には金網の戦い方があるのだから。
Commented by たかし at 2010-04-20 01:41 x
↑確実な情報ですか?ソースは?
滑ってる見えたのは確かですが
Commented by たかし at 2010-04-20 01:45 x
すんません。ワセリンOKなんですね。
じゃあグラップラーは勝てませんね。
青木もそれは問題ないと言ってる以上は言い訳も
出来ない。撤退しましょう
by akkikkikki | 2010-04-18 21:38 | 格闘技 | Comments(5)

自己満足にコツコツと書いてます。 My life's LOG


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