カオスチャイルドはシュタインズゲートを超えたのか?

の続き。

前回はストーリーとしての感想ばかり書きました。

このゲームをトレーナーにキーワードとして問われている言葉。
「この作品はシュタインズゲートを超えたのか?」



このキーワードを元に主にシュタゲと比較しながらも
今回はゲーム自体の感想というか思ったことをダラダラ書く!








●シナリオ

カオチャはとにかく長かった。
シュタゲは正月休みってこともあって1日中のめり込むことができて、
4,5日でトゥルーエンドまで辿り着くことができたので、
カオチャは平日仕事があるとは言え土日も合わせて1週間ちょっとでクリアできるかな。
と考えていたんだけど、結局20日弱かかってしまった。

シュタゲやカオヘはテキスト容量は2Mらしいけども、
カオチャのテキスト容量は3M。
ラノベ10冊分近くのテキスト量らしい。

そう考えると音楽も絵もフルボイスもということを考慮すると、全然安いんだなぁ。と。

この科学ADVシリーズは、
登場人物は早めに登場させて、
登場人物同士の掛け合いや人間同士のやりとりの日常をゆっくりと
プレイヤーに植え付けさせてからの、怒涛の展開というのがいつもの流れ。

カオチャもその流れを組んでいて、
1章でほぼ全てのキャラクターが出てくる。
しかも登場人物は全員が全て主要キャラクター。

後から出てくるキャラは南沢泉理くらい?
最初から出てたけどw

前半の日常的な掛け合いシーンで言うと、
シュタゲはラボだったが、
カオチャは新聞部の部室。

最初やった時、いつもの少しずつの展開とは違う!?
最初から猟奇的な殺人事件2連発から始まるので、おや?と思ったが、
クリア後考えてみるとそんな事件は序盤の序盤。
まだ、本筋の事件とは違い、平和な日常。

シュタゲはまゆしぃが桐生萌郁に殺されてからが
本番の始まりでもあり、カオチャは結衣が殺されてからが
僕の中では本ストーリー。

シュタゲ以上に後半にやってくる怒涛の展開まで、
長い最初からの事件を追うことにハマれるかがポイントだと思った。






●科学アドベンチャー

科学アドベンチャーシリーズのコンセプトは
「99%の科学と1%のファンタジー」
なのである。

その点、シュタゲはそのコンセプトを実現させており、
量子論、相対性理論、SERN(CERN)、脳科学などの本当の科学的な理論を駆使しながら、
その過程での偶然の副産物であるDメールやタイムリープマシンができあがる。

セレンディピティがワクワクを加速させる。

これって、本当にDメールとかってタイムリープとかできるんじゃないの?
と思わせてしまうのが凄いところ。

わからない用語はTIPSでも確認するが、
本当に気になってwikipediaでも調べてしまったほど。
量子論や相対性理論の本まで買って物理学が好きになってしまうレベル(影響されすぎw)

さすがに、数テラバイトをブラックホールで圧縮させて〜
の件はホワッツ?と首をかしげてしまったり、
ダイバージェンスのはざまにシュタインズゲートがある!と言われても、
少しご都合主義的な気もしたけど、気になったのはそれくらい。

それに比べカオチャは、
リアルブート、能力者、ディソード
とかで科学よりもファンタジー要素が強すぎて途中少しシラケてしまいました。

能力者的な話を真剣に久野里さんがしている時、
天才が能力者の話って…。警察も一緒に話してる(汗)
ディソードをリアルブートさせて斬りつけ合う。とかってファンタジー過ぎる。。
まどマギでキュウべぇと契約した内容によって時間が止められるとか、そういうファンタジー的なのは、
魔法少女だからできるわけであって、ファンタジーと一線引いて欲しかった。

でも、刃牙もイメージをふくらませて
人間の大きさのカマキリと戦う時代だから、いいのか。いくないw

シュタゲよりも良かったのは個別ルートの完成度。
どの個別ルートも意外性あって楽しめた。
華編は意外性を通り越したけどw

乃々編はこれがトゥルーでも良いくらいの完成度だし、
いやあ、泣けました。

トゥルーの終わり方も意外性あって
良い意味で裏切られました。色んな意味で切ない…。








●システム

シュタゲのフォーントリガーシステム、
ロボノのツイポシステム?
と違って、カオチャの妄トリガーシステム。

これは、どうなんだろ。

ポジティブ、ネガティブ、スルーの三択から選ぶんだけども、
1周目はなにを選んでもエンディングは固定。

そして、ポジティブかネガティブかを選ぶと、
本シナリオを関係ない妄想なシナリオに入り若干テキストが長くなる。

1周目続きが気になってしょうがない時に
早く本編を進めたかったという事もあって、
1周目の途中からほとんどスルーを選択してしまっていました。

ポジティブ選ぶとエロ系妄想がだいたい始まって、
ネガティブ選ぶとだいたい殺されるか殺してしまうか。という流れが、
わかってしまって…。

中にはかなり笑える妄想もあるので、悪くは無いと思うんだけど、
1周目だけ意味ないなぁ。と。

もう一つのマッピングトリガーシステム。

これはかなり良い!!
特に中盤以降長いやりとりをしたけども、
そのやりとりをまとめよう。とした時に、
宮代が代わりにボード上でまとめてくれるので、頭の中の整理に役立つ。

ただ、1周目が終わって
個別ルートに入りたい時も、
このマッピングトリガーシーンでスキップは止まってしまって、
選ぶ必要があるので、若干億劫に。。







●絵

個人的な感想としては、やっぱり絵はシュタゲのhukeさんの絵の方が何倍も良い!

ノベルゲームって良い作品たくさんあるのに、
絵がいわゆる萌え絵なのが一般人の間口がかなり狭めていると思った。
カオヘもそれで一歩踏み出せなかったし、このカオチャもそう。

僕の周りでも
シュタゲやロボノが好きでも
カオヘ、カオチャは絵が苦手。って事で嫌煙している人もいる。

長い時間没頭していたので、今は気にならなくなったけども、
最初の一歩踏み出すときはかなり損してるな。と思った。

カオヘ、カオチャの絵が好きな人、ごめんなさい。

シュタゲのhukeさんの絵はかなり大好きで、
画集も買ってしまったほど。
あの、切ないノスタルジックな寂しい絵に
色んな思いを想像してしまうんだよなぁ。

シナリオやストーリーが素晴らしいだけに
本当にもったいない。
今までノベルゲームをやらない人でも絶対に満足できるシナリオだからね。






●音楽

科学アドベンチャーシリーズは全てSE/BGMは阿保剛さんが担当しているんだけども、
今回のカオチャも間違いない!はずれなし。

主張しすぎなく、シーンによって最適なBGMが流れる。

シュタゲの時もそうだったけども、あのオープニングのピアノの曲。
あの曲が好きでサントラも買った。
不思議な事にゲームプレイしてみてから、BGMを聞くとその名場面がフラッシュバックするのね。

今回もピアノのあの曲。
めっちゃ悲しい気持ちになります。
サントラはいつ出るの??

それと主題歌を歌っているお馴染みの
「いとうかなこ」さん。この方も間違いなし。

非実在青少女、
シンギュラリティ、
silent wind bell、
どれも最高でした。

特にエンディングで流れる「silent wind bell」この曲は名曲です。
エンディングで流れて歌詞を聴いた時に、
こりゃ宮代の言えない気持ちを歌詞にしてる!と直感しました。



シュタゲのxbox OPの「スカイクラッドの観測者」も大好き。
というか、さっき久しぶりに聞いたらドキドキしたしw









●キャラクター

主人公なんだけど、
引きこもり妄想な西條拓巳、
厨二病乙な岡部倫太郎
活力のない冷淡な八汐海翔。

どれも普通じゃない個性ありすぎキャラが主人公だったのだが、
カオチャの主人公は宮代拓留結構まともな普通の高校生。

若干周りの生徒を見下しながらも
おれはリア充だ!情報強者だ!と、
ネットで情報収集するのが趣味?の男子。

MMOやりながら「うひひ、うひひ」言うことも無ければ、
鳴っていない携帯電話で機関と話すことも無ければ、
格ゲーで全国一番になることだけが目標のクール厨二でもない。

普通に新聞部に所属してコミュ力もあるし、
女子ともにやりとりできる青年。
悲しいポイント辛いポイントも普通のプレイヤーと同じだと思う。

そんな普通のキャラクターが普通ではない能力を持って、
悟りの境地へ入っていくギャップが面白いが、
イマイチ個性にかけてつまらなく見えてしまう時もあった。

それと、
登場キャラクターにダルや、こなちゃんの様なぶっ飛びキャラが
出ていないのも少しさみしかったり。

ロボノはこなちゃんが出てボイス聞くだけで
ストーリーとは関係ないところで笑えていたし、
それがメインストーリーとしても良かったくらいw

カオチャには一番個性があるのが、
華ちゃんなんだろうけども、「ん」しか話さないからね^^;

あ、この「ん」は全て違う「ん」を声優さんから撮ったんだってさ。
使い回しのない「ん」。すげー!!






●売上

シュタゲもXbox 360で発売されて初秋は15000本ほどしか売れていなかったが、
まとめやレビューなどで話題になり、シリーズ累計は今は65万本ほど。

カオチャはXbox one で初週 1400本と、
桁が違う売れなささ…。
DL合わせると その3倍は売れているとかっていう話だけどどうなんだ?

PS3,PS4,VITAの合計がもぅ少しで6万本のようなのだが、
正直、もっと売れるものだと思っていました。。

敗因としては、やっぱり絵だと思います。

最初にジャケ写の絵を見て、
プレイできるかできないか。一般の人は判断するわけで、
そこでプレイして初めて面白い!とシナリオを楽しむ。

それと、シュタゲが凄すぎるゲームだったが故に、
ロボノは比較されて、面白くない!という声が多い。
そのロボノの後なので、期待されていない感じも多いですよね。

僕はロボノも駄作とは思わないんだけど、
でもシュタゲと比べてしまうと、圧倒的にかなわない。

そして、妥当シュタゲとして打ち出したカオチャ。
面白さの割には売れていないような気もしますが、
まだ発売して1ヶ月も経っていないので(xbox one抜かして)、
これからアニメが放送されればまた売れるとみた!!












●結局「この作品はシュタインズゲートを超えたのか?」


前置きが長くなりましたw

結論から言うと、

「そんなのどうでも良いわぃ!!」爆


予め言っておくと、僕の中でシュタゲは特別な作品でもあります。

映画、漫画、ゲーム、全てのエンターテイメント作品のなかで
1番面白かったストーリーなのであります。

1番というか殿堂入り。
永久王者!

2番目に
映画「SAW」「バタフライ・エフェクト」
漫画「DEATH NOTE」
アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」
が続く感じです^^

何も知らずにシュタゲをやって、まゆしぃが死んだシーンなんて、
心にグッサリ大きなダメージを受けて、
トゥルーエンドではなんとも言えない虚無感に襲われ、
実生活に支障をきたすくらいでした(笑)


カオスチャイルドもめちゃめちゃ面白かった。
膨大な量の綿密に練られた物語で、矛盾がなく
見事に全ての伏線を回収している。完璧なシナリオ。

長い話だったので、前半、中盤忘れているところや、
全てのシナリオを知った後で、また最初からやりたい気にさせてくれる。
長いけど。

また、トゥルーエンドのエンディング観た後の余韻は今でも続いています。


ただ、実生活に支障を与えるような状態に陥っていない。

ということで言うと、
僕的にはシュタインズゲートは超えられていないと思いました。

いや、殿堂作品なのでそもそも越えようとしていることがナンセンス。

それと、カオスチャイルドには大きなハンデがある。
それは科学ADVシリーズ第4弾って事。

先にシュタゲをリリースして、
先にシュタゲをプレイ済なのである。

どうせまた委員会的なのが出てきて、
混沌な世界がやってくるんでしょ!
また色々予期せぬ事が起きて平凡なシナリオでは無いんでしょ?
と思いながらプレイしてます。

挙句にはプレイ前に
「この作品はシュタインズゲートを超えられるのか?」
と、相当自信ありげなプロモーションを打っているのだもの、
スゲーシナリオに間違いない!!

最初からハードル上がりまくりからのスタートです。

こんなプロモにしなきゃよかったのにw





ってなことで、
結局どうなんだよ!と思われるかもしれませんが、まとめると


「シュタインズゲートは超える事はできないが、そんなのどうでも良いわぃ!」



でした。


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Commented by 通りすがり at 2017-03-28 18:55 x
1週目は選択肢関係なく同じエンドとかいうネタバレのせいで買う気失せたわ
ネタバレ気をつけろや
Commented by akkikkikki at 2017-03-28 19:13
>通りすがりさん
コメントありがとうございました。ネタバレについて失礼いたしました。
ただこれで買うのをやめるのはもったいないくらい奥が深くて面白いゲームですので、是非やってみてもらいたいです。
by akkikkikki | 2015-07-15 22:49 | ゲーム | Comments(2)