ソロモンの偽証 後編

に引き続き、後編も観て来ました。

TOHOシネマズ川崎で観たんだけど、
ここのプレミアムポップコーンは美味しいね。

ソロモンの偽証 後編_b0024832_18524300.jpg
700円と高いってのと、
半分くらい食べたら甘くて気持ち悪くなるけど、
それでも美味しいポップコーン。

っと、映画の話だけど
以下、ネタバレもあるので
観ていない方は注意。

ソロモンの偽証 後編_b0024832_17542217.jpg
前編は一気に世界観に引き込まれたストーリーで
後編を楽しみにしていたんだけど、
後編は正直、思った以上に浅い展開で少し残念な気持ちになりました。

まずは、広げすぎたストーリーの回収が不完全。多分。

この時のこの人の行動が不自然過ぎる。とか。

止めた森口先生や、
森口先生に襲いかかった謎の女の動機は今後については皆無だし。

神原くんが大出くんを攻め立てるシーンは良かったし、
人殺しの息子の立派な罪悪感に感動はできた。

だが、4時間以上の長尺の映画の着地点で思ったのは、
やはり中学生の「裁判ごっこ」では、
こんな着地点が打倒なんだろうなぁ。と、
期待を良い意味で裏切ってくれませんでした。

通常、裁判というのは
揉め事を第三者が司法に基づき判断してくれる事であり、
法律があるから判決の尺度も決められる。

この学級裁判は司法ではなく、
学校のやる気のある人達が集まって行われる
裁判であり、誰かをさばくためのものではない。

ただ、
藤野涼子さんも神原くんも三宅樹理ちゃんも
結局、自分の罪悪感との葛藤のために、
この裁判があったと言っても過言ではない。

この後編の大きなテーマは、

「罪悪感との戦い」
だと思った。




死亡した柏木くんが、クソ性格の救いようの無いやつ。
とわかった瞬間に、前編から積み重ねてきた、視聴者の「犯人探し」は
一旦終了。どーでも良い気持ちになってくる。

案の定、被害者だと思われていた柏木くんが、
この学級裁判を開くことになった加害者的な立場でもあり、
また、謎を深めるだけというような理由で死ぬことになった松子がいたたまれない。

良く良くこのストーリーを考えてみると、
別にそれほど深いミステリー物語ではなく、
各個人が抱える罪悪感を創造して考える映画なのだと思った。




藤野さん、
神原くん、
の演技が今回も良かったし安定性もある。

その中僕が最も脅威だと感じた役者さんは、
三宅樹理ちゃん役を演じる
E-GILES 石井杏奈さん。

前編でもこの女優さんは何者なのだろう!?
と思っていたんだけど、E-GILESのメンバーということでビックリ。

あの声の出ない
呼吸困難になりそうな発作?芝居や、
正味腐っている、「死んだ松子に聞けばいい」発言から、
罪悪感に襲われるお芝居。

ソロモンの偽証 後編_b0024832_18412143.jpg

どれも素晴らしかった。

前編に比べてニキビが無くなると、
凄い可愛く映る後編の彼女にウットリ見とれましたw

本当は美人さんなんだけど、
この髪型とニキビと性格の悪さと育ちの悪さの役で、
これだけイラッとするキャラクターに変貌を遂げる彼女の役作りに脱帽。

ニキビは特殊メイクらしいけど。


この手のミステリーな学園ものが題材になっている、
ジャンルの映画は大好物だし、前編後編、残念な場面もありましたが、
概ね楽しめました。

ストーリーや伏線の回収は残念だったが、
特に中学生達の演技は凄いものがあり、
そのリアルな演技に一気に引き込まれたからこそ、
ストーリーがついていっていない感もありました。

1万人のオーディションから合格した藤野涼子さんは、
藤野涼子を芸名にしてこれから活躍するとのことなので、
これからが大注目の女優さんとして楽しみな逸材。

藤野涼子さんと
石井杏奈さんを
チェックしときな!!









by akkikkikki | 2015-04-15 17:54 | 映画 | Comments(0)

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by utamaru
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