映画について考える。
2005年 01月 22日
中々暇な時間がなくてねぇー。
まぁよく時間がないからって言うけど、時間は誰にでも平等にあるものだし。
その時間を割いてまでどこに時間を使うかの問題なだけ。寝るのを犠牲にすれば恐らくみんな時間なんてあるんだろう。
おっと。話はそれましたが最近は前に比べて時間もあるので映画を結構見てるんだよね。
映画館にしろDVDにしろ。
そこでちょっと映画について考えてみた。
小学生、中学生時代は結構映画を見ていたんだけど、そのころはハリウッド映画でもCGをたくさん使ってそうな映画は制作費が高いと思っていた。
「すげーー。ここまで爆発させていいのかぁ。」とか
「これってどうやって作っているんだろう?」とか
考えながらちょっと冷静に映画を楽しんでいた。
でもでも映像、音楽を作るのに最近ならば数十億やら数百億やら使うのは、無駄遣いなのでは?
ちょっとやりすぎなんじゃないの??
当時はこのCGを作るのに制作費が飛んでいたもんだと思っていた。
だってCGなしの映画なんて映画に出たいボランティアの人を探せば無料で作れるべ。って感じでね。
でも多分それは違うんだね。
ほとんどは人件費としてなくなるんだね。
大物をキャストするとそれだけで数千万とか数億円だしね。
映画を作った後もそれを人々に知らせる為の宣伝にかかるお金も映画にとっては莫大だろうなぁ。
CG作るのも結局は人件費。
でもその制作費の出費は映画公開すると収益として戻ってくるのも計算済み。
きちんと需要と供給が成り立っているのだ。
なんか子供心に考えれば車を買うのに150万、家を買うのに1500万。
とかお金を払うと物が買えると思っていたんだけど、
それよりも何倍ものお金で映像を作るって事が当時の常識では考えられなかったんだ。
たかが2時間前後の映画を作るのに、その道のプロ達が何ヶ月も何年も時間を継ぎ足して、その作った映画の中に映画に関わった人々の思いや生活も凝縮されて、見た人に何か感じるものを提供する。
映画は最大であり究極の娯楽だなぁ。って最近思い始めた。
なのに洋画、邦画問わず、制作費の大きさに関わらず面白いものは面白い。
つまらないものはつまらない。
これがまた映画の深いところ。
純粋にストーリーに没頭するのもいいけど、2回目、3回目と見るときは作り手さん達の信念を考えながら見ると今まで見えなかった何かが見えるかも。