黄泉がえり

今更ですけど「黄泉がえり」のDVDを見ました。
これは2年前に上映した話題作だったんだけど当時は全然興味がなかった。
まぁ流行遅れなんですけど、映画なんて流行でもなく内容が大事なのでまぁいいかぁ。

見てみると話が見えない。
オムニバス的なミニドラマが詰まっている感じだしストーリーも絶対にありえない話。
ハッキリ言って眠い眠い。
そして突っ込みどころも満載ですわ。
細かい事だけど次から次へ死人が蘇っているって言うのに人々は大したビックリもしていなさそうだし。実際にあったらメチャ大事件じゃん!!
中学生が死んだときの葬儀中に本人が後ろから蘇ってやってくるシーンも、棺桶の中の遺体はどうなっているわけ??とかさ。
子供だましな映画ジャン!!っても思えてきた。

でも話が進むに連れて面白くなってくる。
前半に解らなかった内容もつじつまが合ってきて引き込まれる。
あと音楽とストーリーの融合が感動をシンクロさせてくれるのかな。

なによりラストシーンのRUIのコンサートシーン。
さすがにほぼフルでの3曲は多すぎかな。とも思ったけど。
2年前に柴崎コウが映画人物RUIの設定で歌を出してヒットしているのはもちろん知っている。
俺は他の分野の人が人気出てきたからって気軽に歌手としてCDセールスしているのがダイッキライ。もっと専門分野を極めれ!!って思う。

ぶっちゃけ柴咲コウも役者として人気が出て気軽にCDを出したら売れた。的な印象があって当時は全く興味はなかった。
大げさに言えば、実力もないのに人気だけでCDだして売れる日本の音楽も嫌いだ!位のところまで考えていたかも。

ところがこの映画を見てなんでRUIこと柴咲コウの歌がヒットしたのか思い知らされました。
分野が違うのに!!とかの固定概念は嬉しい誤算で裏切られてメチャ素敵な歌でした。
ラストシーンの内容とRUIの透き通った歌声とビジュアルに脱帽し感動をそそりました。

深い突っ込みを入れずに純粋な気持ちで見ると感動も一入です。
最初はちょっと不安だったけど全体を通せば全然OKな訳で良い映画をみたなぁ。って思いました。

俺はラストシーンが一番感動したんだけど、多分人によって感動のツボに入るシーンは違うんだろうなあ。
あ。極楽の山本の演技がヒカイチに光りました。

黄泉がえり
塩田明彦

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by akkikkikki | 2005-01-18 00:59 | 映画 | Comments(0)

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