Dynamite!! ~勇気のチカラ2010~

年末恒例のDynamite。
10周年記念大会なんだけど、
毎年徐々に視聴率も落ちてきて、今年は時間短縮の2.5hほど・・・・。

数字を残せ!
結果を残せ!
今大会の結果によっては最悪、来年からの打ち切りの可能性もあるし・・・。

猪木の『元気ですかー!』鼻水からはじまって
いろんな意味でハラハラした大会でした。

地上波しか見てないんだけど、
全試合の感想をー。



第1試合 アントニオ猪木プロデュースIGF特別ルール
鈴川 真一 ○ 不戦勝 ●ボブ・サップ
※サップの戦意喪失により


これはヒドイ!
今大会のワーストバウト。っていうかバウトすらしていないけど・・・。
サップはコレが初めてのドタキャンでもないんだし、こんなサップのマッチメイクを組んだ主催者側にも責任はある。
これってきちんと公で謝罪しました?
『もぅ知らない!』『2度とリングに上げません!』じゃなくて、
徹底的に告訴して争ってもらわないとダメ。
k-1はサップにとことん舐められてるんだって。

鈴川の応援団も300人とか来ていたみたいだし、
面目丸つぶれ。可哀想すぎるよ。



第2試合 DREAMウェルター級ワンマッチ
古木 克明 ● 3R判定 0-3 ○ アンディ・オロゴン


古木は思った以上に動けていたし、
きちんと打撃も出せていたので合格ですよね。

アンディはストライカーだし、無難にタックルで入るかな。と思っていただけに、
デビューで殴り合ってたのは好感もてました。

ホント思った以上に期待のできるファイター!

それにしても、小路って教え方上手いんだろうねぇ。




第3試合 フェザー級ワンマッチ
宮田 和幸 ○3R判定 3-0 ● 宇野 薫


ダイジェストしか見てないんだけど、
宮田のジャーマンが2連発でヒットしていました。
今は受身不能のジャーマンを開発予定だとか。

そして結果的には、
みんなの予想通りに宮田の判定勝ち。
フェザーに移行してからの
宮田はこれで7連勝だけど、ほとんどがつまらない判定試合オンリーなので、
高谷とタイトルマッチとかやってほしくない。
多分、宮田が塩漬けにして買っちゃいそうだから・・・。



第4試合 DREAMフェザー級ワンマッチ
所 英男 ○3R 2分50秒 ● 渡辺 一久
      腕ひしぎ逆十字固め


名勝負製造機同士の戦いだから、
そりゃー面白い試合になるっしょ。

予想としてはすぐに所の関節技で
渡辺がタップアウトするだろうな。と思ったんだけど、
意外とパワーディフェンスで凌ぐし、面白い展開。

渡辺は次はストライカーとの総合の試合を観てみたい。

あ。所の煽りは最悪。
病気の友達のために戦うとか煽ってしまうと、
所しか応援できなくなっちゃうでしょ・・・。
試合後に、マイクで初めて言うならまだしも、煽り考えてよ。。。



第5試合 DREAM無差別級ワンマッチ
ミノワマン ●3R 2分50秒 ○ 泉 浩
           TKO


石井以上にソツのない強さの泉だから、
ミノワマンには勝てないでしょ・・・。

そろそろ適正体重選手と戦えば、
もしかしたらかなり強くなっているかもよ。



第6試合 DREAMヘビー級ワンマッチ
セルゲイ・ハリトーノフ○1R 1分25秒 ●水野 竜也
                  KO


水野の強さとかなによりも、
ハリトーノフの仕上がりに全ては掛かっている一戦。
ハリトーノフが完璧に仕上げてきたら、誰も手がつけられない程強いけど、
仕上がっていなければ、水野にも負けるだろう。

今回は結構仕上がっていたようで。
ハリトーノフは2011年、再度昔の強さを見せて欲しいなぁー。



第7試合 K-1ヘビー級ワンマッチ
京太郎  ●3R判定 0-3 ○ ゲガール・ムサシ


なんとなく、魔裟斗と谷川さんの会話が噛み合っていない感じの解説。
ゲガールのパンチに合わせて、京太郎のインローが効いてるっていっているのに、
谷川さんはゲガールのパンチが効いてるって感じで。

かなり僅差の判定だったんだろうけど、
ダウンしちゃったからねぇ。。
京太郎もパンチ効いてから結構粘ったし頑張りました。

ゲガールムサシはやっぱりMMAの試合がみたいっ!




第8試合 DREAM/K-1 MIX 特別ルール
青木 真也  ●2R 0分04秒 ○ 長島☆自演乙☆雄一郎
              KO


いやー、この試合は面白かった。
コレがなきゃ、パッとしないDynamiteだったんだけど、この試合のおかげで救われた感じ。

最初この対戦カードを聞いたときは、
『なにこれ?』誰が得するの?特に青木になんの得もないじゃん!って思った。
ルールも1R目はK1ルール、2R目は総合ルールでどっちもオープンフィンガーグローブってビミョーなルール。

それを考慮してでも、青木は1R目逃げまくって
2R目にあっという間に極めるんだろうな。とは思っていた。

案の定、1R目は逃げまくり。
というか、予想はしていたものの、予想以上に逃げまくってビックリ。
ドロップキックや、飛技のかけ逃げ。
それでも、テンカオや首相撲は相当うまくて、これでも対抗できただろうに、
露骨な逃げに会場はフラストレーション溜まり+α 2R目での関節技に期待していたり。

2R目を迎えて、どんな寝技で青木が
自演乙を料理してくれるかな。と思ったファーストコンタクトにタックルに合わせての膝一閃。
2R4秒での、まさかのサプライズ勝利。

青木は自演乙をナメ過ぎたが故の、愚かな平凡タックル。
タックルしか来ない相手に、膝を合わせるのはそれほど難しくはないと思うけど、
あの場面で、あの心境でピッタリ膝を合わせられたのは自演乙の強さ。

青木の言葉を逆に言うと、
自演乙は『10回やって1回しか勝てなくても、その1回を持ってくることができる』ってのが、
今の自演乙なんだと思う。

このMIXルールについて、とやかくいう人はいるけど、
このMIXルールで昔懐かしの異種格闘技っぽい空気を感じた。
寝技のスペシャリストと、打撃のスペシャリストが交わる時のドキドキ感を感じるのは久しぶりのような気が・・・。

あと、青木戦で青木が負けた時の解説陣w
魔裟斗も元気もテンション上がりまくりなんだけど、
前のマッハ VS 青木の時もKIDのテンション上がりまくりで、
『マッハさんカッコイイ!青木はキモイ』的な事も行っていたし、見ている人は青木の勝ちっぷりよりも、憎たらしいくらい強いグラップラーが打撃でキレイに散っていく、負けっぷりをもみたいんだろうなぁ。と思った。

それを踏まえてヒール役としてでも
青木は視聴率を持っている男なんじゃないかな。と。

青木に対してブーブー言っている人もいるけど、
青木は主催者が持ってきたカードに何も言わずに受けてきただろうし、
年に多くの試合をしている。
試合をしないファイターに比べると、たくさん試合に出ているだけで尊敬できる。

この試合だって、自演乙は勝つとメリットがあるけど、
青木は勝って当然だし、負けるデメリットしかない。

ただ、青木は打撃系ファイターは大好物なので、
楽に勝てると思って受けたのかもしれないけど、
格闘技は試合をしてみないと100%って事はないからねぇ・・・。

あ。この試合だけ、
コメントが長くなっちゃった。
まとまってないけど・・・。



第9試合 DREAMヘビー級暫定王座決定戦
アリスター・オーフレイム ○1R 分19秒  ● トッド・ダフィー
                      KO
※アリスターがDREAM暫定ヘビー級王者に


暫定ヘビー級王者ってなんなのかよくわからないけど、
Dreamとしてはダフィーが勝たなくて良かったなぁ。と思う。

TKチャート改め、今日は元気チャートかな。
パワーが6ってw
6ついてるの初めて観たww

強過ぎのアリスターにはもぅちょっと、
強い相手を当ててくれないとー。

名前のあるヘビー級トップファイターを。



第10試合 DREAMヘビー級ワンマッチ
石井 慧 ○ 3R判定 3-0 ● ジェロム・レ・バンナ


石井はファイターとして、確実に強くなっているし
寝技が上達したバンナ相手によく頑張った!とは思うけど、
会場はブーイングの嵐でしたね。

もっと、解りやすくガンガン殴り合え!って事でしょうか。

ブーイングが選手を強くすることだってあるだろうし、
これでも日本のブーイングは遠慮気味だから、
もっともっと練習して強くなる石井に期待してます。




第11試合 DREAMウェルター級タイトルマッチ 1R10分、2・3R5分
[王者]マリウス・ザロムスキー ○ 1R 2分16秒 ●桜庭 和志 [挑戦者]
                   TKO ※ドクターストップ
               ※ザロムスキーが王座防衛に成功


これダイジェストで見たけど、桜庭の耳やばいでしょ。
いろんな総合の試合みてきたんだけど、あんなの初めて観たんだけど。。。

去年の廣田の腕よりも、ショッキングでもう一度見れない。
試合後形成手術ってことで、無事を祈るばかり。



第12試合 K-1MAXライト級ワンマッチ
大和 哲也 △ 3R判定 ドロー △ 西浦“ウィッキー”聡生


これもダイジェスト。
k-1ルールでドローとかウィッキーが検討しました。
これ、フルで見たかったー。



第13試合 DREAMウェルター級ワンマッチ
桜井“マッハ”速人 ●3R判定 1-2 ○ ジェイソン・ハイ


ダイジェスト。
判定で割れているからマッハさん善戦したんだね。
これもぜひ勝って欲しかったー。


第14試合 ライト級ワンマッチ
川尻 達也 ○3R判定 3-0 ● ジョシュ・トムソン


これもダイジェスト。
マッハさんと川尻の試合はレベル高いのに、
あんまり需要はないのかなぁ・・・。


第15試合 DREAMフェザー級タイトルマッチ
[王者]ビビアーノ・フェルナンデス●3R判定 0-3 ○高谷 裕之 [挑戦者]
※高谷が新王者に


フェザー級タイトルマッチ。
前回の高谷よりも少し消極的な試合。
あの時の試合の方が面白かったし。

でも、ビビアーノにテイクダウンされても、もぅ確実に立てるんだね。
そんな選手世界中にそういないだろうから、高谷の立つ技術の高さには脱帽でした。

ラスト、ビビがいやがって、引き込みに来たところが
勝敗の分かれ道。あれがなければビビの防衛だったろうけど、
下で印象が悪かったからねー。

あー。
小見川が入れば、高谷にまた絡んでくるし、
面白くなりそうだったのに、UFCに行っちゃったからね。
KIDもだけど、フェザーの層が少し薄くなった?かも。。。



<総括>

今日のMVPは、どうみても自演乙でしょ。
あの膝蹴りは視聴者をスッキリさせてくれたし、魔裟斗までをも興奮させる威力のある膝でした。

普通に考えるとありえないカードだったり、ルールなんだけど、
良い方向に転がってくれてなにより。

来年もDynamiteがありますように。
by akkikkikki | 2010-12-31 23:40 | 格闘技 | Comments(0)

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by utamaru
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