ベートーベン ピアノソナタ
2004年 11月 21日
ってかピアノに惚れました。
小学生や中学生の時にクラシックにはまっていた時期があって毎日ベートーベンの第9のレコードとか聴いてたの。
それからずーっとクラシックからは遠ざかっていたんだけど、久しぶりに俺の中のクラシック魂に火がついてます。
ピアノ全集みたいなCDも買ったし、色々なピアニストのCDを買ったり聴いたりで。
その中でも衝撃を受けたのはやっぱりベートーベンのピアノソナタ「月光」と「悲愴」と「熱情」。
知っているベートーベンのピアノの曲は「エリーゼのために」とか「さらばぴあのよ」とかだったから可愛らしい曲を作るのね。って思っていたけど全くの誤解でした。
色んなピアノの曲を聴いたけどベートーベンは異例です。
ピアノ1本であんなに分厚い交響曲のような曲を作るなんて・・・。
ピアノソナタ第14番「月光」。
第1楽章だけが「月光」だと思っていたが、繋ぎの第2楽章、そしてスリリングで激しい第3楽章。
静かなイメージのあった月光が3楽章全部聴いて見ると全然激しい!!
月光の第3楽章が今のところピアノで一番好きな曲。とにかく激しい。ブレークの後には全力疾走。なのにメロディアス。
マジカッケー。ヤヴァイ。
ピアノソナタ第8番「悲愴」。
これは第2楽章だけが「悲愴」として捕らえていた。
だから静かな曲だなぁ。ってイメージが。
でも1楽章でゆっくり始まったかな。と思えば序章の始まりなだけ。
俺の中で勝手に決めてるんだけど、本編に徐々に入っていって、これも疾走感があってメロディアス。
しかも長いw
第3楽章が一番メロディに重点をおいてる。激しさよりも軽快なメロディ。ポップ感が出てるかも。聴きやすいね。
ピアノソナタ第21番「熱情」。
1楽章、2楽章熱い情熱の感じもしなくはないけどあまり理解ができない。
熱情は一番理解するのに難しい曲だな。
その分奥が深くて聴き応えもあるんだけどね。
なんか退屈な曲。ってイメージが最初あるかも・・・・。
でも3楽章目を聞くと多分これが一番技術的に難しい事をやってるんじゃないの?って程指が動きまくるんだろう。
特にラスト。指つりそうな感じ。。。。
ドラマチックで綺麗で鋭い感じがする。
これを生で弾かれたらスゲー尊敬するんだろうな。
でも多分おれだけだろう。途中で「ゲゲゲの鬼太郎」の「みんなで歌おうゲゲゲのゲ♪」のメロディを思い出すのはw
ベートーベンのピアノソナタを聴いてみて思った事はジャンルはクラシックってよりロックじゃん!!って。
昔俺はギターをやっていた時によく聴いた音楽がエックスとかイングウェイとかだから、クラシカルなフレーズを聴くと=ロックが連想されるだけかもしんないけど。
ハッキリ言ってピアノソナタは新鮮。
昔作曲家を目指していた俺から言わせてもらえば(ほんの少し目指していただけw)偉大な作曲家の作った曲は現在聴いても最もナウイ(死語)音楽に聴こえてならない。
ヒネッた味付けをしていて「にくいねーー」って言いたくなるフレーズが盛りだくさん。
これを現代風にアレンジしてバンドとかで演奏したらカッコイイだろうなぁ。